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「こわれましたな」
「こわれましたな、出崎統」
この映画を見終わった後、ふり絞るようにしていえた言葉はそれぐらいであった。
私も知人の源十郎氏も、ラクビ−部にマワサれた後のように、もうどうにでもして、状態となってしまった。
 そして、なぜ優秀なアニメ監督は壊れやすく、功績のある映画監督はロリコンにはしり、ファッション業界はホモばかりなのか?切実な課題を残された気がした。

  私はいままで、数限りなく悪趣味な映像は観てきた、「裸のランチ」、「イレイザ−ヘッド」「ラスベガスをやっつけろ!」など、有名どころから、なかには、法律にふれる映像もある。
 しかし、この映画は、それらアッシドム−ビ−の、数倍は恐ろしい映像であると思った。
 なぜ?たかだか、ハムスタ−が出てくる、60分にも満たない映像がこんなにも、精神にダメ−ジをあたえるのかわからない。
 くわしく検証したいが、なにせいくら思い出そうとしても、魔法の種を探す。というキ−ワ−ド以外なにひとつ、思い出せないのだ。
 多分、左脳では識別できず、右脳に深刻な負担をかける特殊な手法使ってるとしか思えない。
 私はこの映画を観ている最中なんど観ないようにしようとしたかわからない。
 メガネをとり、0・0をきる視力状態にして対抗しようとしたが、それも無駄な努力だった。

 脳が「これ以上見ると壊れちゃうよ」と悲鳴をあげているのがわかる。
 
 でも画面から、目がはなせない、こんな苦しいのに映画を観てしまう。


 かつて、ポケモン騒動の時、当時の橋本内閣がフライング気味に「確かにCIAはそのような映像武器をつくってるようだ。」と口をすべらしていたが、その時、私は「そんなばかな」という態度を保っていた。

 でも今思う,その兵器完成してます。

 ハムスタ−がばんばん使ってます。

私、やられちゃいました。

そして、子供達もやられちゃいました。
 その証拠にゴジラの時あんな、暴れまわって、泣いたり、笑ったり、奇声発していた子供達が、一言も喋れず、魂を奪われたかのように、身じろぎひとつしません。
ほんと、あんだけガキいて、誰も動けなくなってしまっていたんです。

 にしても、出崎監督はなぜこんなおそろしい映像作ったのだろう、確信犯だとしたら、彼はテロリストではなかろうか?
しかし、それはわからない。
 どちらかというと、全速力で笑いをとりにいってたりしてたので(もちろん、誰一人として、笑う余裕はなかった)本人はわからないままの不可抗力だったのかもしれない。
 
もしかしたら、監督は今とてもつらい精神状態にあり、これは「助けて」というメッセ−ジだたのだろうか?
わからない。
 
 とにかく、この映画は尋常でない。

 とくに、エンドロ−ルに出てきた、ハムスタ−の生首かぶる背広の男は、今となっても忘れることができない。
これが本当の「ネズミ男」ということか?

 とにかく、今日は寝れそうにない。
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ハム太郎、劇場版